2019年10月20日日曜日

あのとき、いてほしかった大人になる。

最近、幡野広志さん
という写真家の本を読みました。

1983年生まれ。歳も近く
3歳の息子がいて、しかも嫁がまさかの同じ名前!
写真家にして狩猟家。
そして、ガンにより余命三年という宣告を受けているそうです。

読んでる最中は悲しみや怖さの方が大きかったです。
知らないことが多いのです。
きっと知らないことや分からないことにはまず恐怖を覚えるんでしょうね。

ただ、とても考えさせられました。
何より人との関わり方を教わった気がしました。
今一度、家族、友人、仕事との関係を考える良いきっかけになりました。

ちょうどこの本を電車の中で読んでいる時
たまたま、
昔トレーニングをみていたクライアントさんと会いました。

『子供何歳になった?これから大変でしょ?』
『仕事自分でやってると色々大変でしょう?』

以前も同じ言葉をかけられたことがあります。
善意かもしれないし、僕のことを思ってかけてくれた言葉かもしれません。
『大変かもしれないけど、楽しいですよ』
と僕は答えました。
『いやー今からいろいろ大変じゃん』

何が大変なんだろう?
相談もしたことないし、弱音や愚痴をその方に話したこともありません。
なんて言って欲しかったんだろう。

『僕は色んな人見てるけど、君は大成しないと思うな。』

こんなことも言われたことがあります。
まあ、社会に出ると
そんなこと言われる事はしょっちゅうなんでしょうが。

その方とは、もうトレーニングも一緒にしていません。
何度か当日にトレーニングのドタキャンをされました。
それ以来僕からは連絡とっておりません。
スーッといなくなりました。

本の中でも幡野さん言ってます。
あのとき、いてほしかった大人になる。

本の題名が
『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために』
『ぼくが子どものころ、欲しかった親になる』
です。
本を読むといろんな世界を知れます。
知らないことばかり。
考えるきっかけを与えてくれます。

僕の子供はまだ本を読みません。
そのかわりオモチャを使って、物語を作ってます。
絵本もたまーに観るくらい。
全然読まなくても観なくもいいです。
まだまだ十分楽しいことばかりなんでしょう。
よくよく台詞を聞いてると、
僕がよく言っている言葉の真似や言い方だったり。
見られてるし、聞かれてるよなー笑

子供に好かれたい、感謝されたいとかは全く思いませんが、
父親といるとなんか楽しいな。と思ってくれればいいな。
と思って接しています。



eto