2019年2月27日水曜日

コーチについて

大坂なおみちゃんのコーチ解任問題。
話題になってますね。

僕はコーチが1回替わっています。
中学生から高校生にあがるときに替わりました。
 タイミングですね。高校生になって部活がメインになり
更なるステップアップをかねて。などの理由だったと思います。

たまたま運が良く、凄く憧れていた人にコーチしてもらうことになりました。
当時鹿児島県で一番テニスが強い人でまだ25歳。
大学を出たばかり、現役バリバリの選手。
多分あの時、九州でも一番強かったんじゃないかな。
コーチといってもコーチが仕事でなく、普段は会社員として普通に働いている方でした。

まあー厳しかった。
練習が辛い辛い、、練習が憂鬱になるくらいキツイ、、
コーチというか一緒に練習をしているところに練習させてもらってた感じでしたね。
背中で語るタイプの人でした。

キャンプテンになって団体戦で優勝したときも
『そんなの当たり前だろ?』
って褒めてもらってことなんてなかったです。
技術的なものも教わったことないです。
『自分で考えろ』
でした。

鍛えられました。 
そんだけ凄い人に教わってるから勝たないと。
というプレッシャーもありました。 当然周りからの期待も感じます。

色々言われました。
たいして強くなってない。
ダメだな、、もうこれ以上のびないでしょ。
などなど、、

僕に聞こえるくらいなので、
親も悩んだり、嫌な思いをしたこともあったと思います。

一昨年母校の部活動のコーチをしているときに、
当時の他校の監督に会ったんです。
その時言われたのは
『あのとき、いじめてごめんなー』
でしたw
『本当ですよ!勘弁してくださいよ!』
笑って話しをしたのですが。

僕の場合は最後負けて良かったと思ってます。
あのとき、負けたから、今指導者としているのだと思います。

ただ、勝ちたかった。
最後優勝してインターハイ行きたかったです。個人戦も団体戦も。
だから、子供達には強くなってほしい。勝って欲しいな。
という思いがあります。

そんな思いから一昨年母校のテニス部のコーチをすることができました。
部活動に関しては話したいこと、思い出たくさんあります。

今も二人のコーチとは良い関係を続けています。
昔話をしたり、テニスしたり、説教されたりw
二人とも怖くて、厳しかったですが、感謝してます。

大坂なおみちゃんも部活動頑張っている中高生達も、いろんなことを経験して吸収して強くなって欲しいですね。

eto



2019年2月23日土曜日

すごいぜ!君達!

子供ってすごいなー
と思うことがあります。

先日、呼吸のトレーニングと準備運動もかねて、
ベアウオークをやったんです。
熊みたいに四つん這いで歩くエクササイズです。























背中の緊張を解くため、呼吸を深くするため、股関節を使う、肩甲骨の安定
など、色々な目的を持っているのですが、

何人かの子供達が裸足になりだしたんです。






















おお~!
いつか裸足でテニスさせたかった!
と思ってたら、
勝手にやってくれました。

足の裏ってとても大事なんです。
例えば、指の緊張は神経系の緊張を促します。姿勢にも悪影響を及ぼします。

その後も裸足でテニスしてる子もいました。
寒いのに、、w

こうやって自分で色んな事をやってみる。試してみる。
そうそう、やっぱ教えなくていいよな。と。
再確認します。

子供達を見ていて学ぶことたくさんありますね。
またレッスン中の写真アップしますね!

eto

2019年2月21日木曜日

父親

最近テニスコートで
お父さんと練習をしている風景をよく見ます。

隣で中学生くらい(まだ中学生であって欲しい、、)
男の子とその父親が練習をしていました。

中学生はお父さんに
「ここにボールを出して。」
と指示していました。
そのとうりにいかないとイライラ。
ミスが続くと、アー!っと大きな声を出したり。

厳しいことを言いますが、
残念ながらこういう子は強くならないでしょう。
自分でここが足りない、弱いと自覚してそこを強化する練習は勿論大事です。

ただ、自分がやりたい練習だけやって強くなれるならみんな強くなれます。
練習に向かう態度も考える必要があるでしょう。
良いコーチや監督に巡り会えるといいですね。

お父さんに教わるというのは非常に良いことだと僕は思ってます。
僕の友人の強い選手、お父さんが強烈な人多い、、w
機会があればここでお話ししたいと思います。

知人が全米オープンジュニアの日本代表を引率しているのですが、
海外の強い子達、コーチが父親であることが多い。
と言っていました。
しかも、あまりテニスを知らない、素人のお父さん達が多いと。

多分、お互い良い距離での関係性なんでしょうね。
父親をリスペクトしている感じも強い。と聞きました。

僕も父親としてはまだまだ修行中ですが、興味深い話ですね!

eto

2019年2月20日水曜日

家ではどんな練習したらよいですか?

家ではどんな練習をしたらよいですか?
という質問を受けました。

何でもよいです。
素振りも良いですし、

お手玉
キャッチボール
縄跳び
リフティング
風船膨らまし
かけっこ

お手玉とかオススメです!
色んな物を使って一人でも遊べるし、
出来た!という達成感やゴールも感じやすいですね。
(知り合いの全国大会にも出るくらい強い小学生、試合会場でもずっと
お手玉やって遊んでました。)

あと、とても大事なのは
子供がこれしたい!とか
勝手に何か練習らしきことをしていたら
基本、ほっておくのが良いです。

気をつけたいのは、口を出さないことです。

見てるだけ。
何か言ってきたら聞き手にまわってあげてください。
へぇ~そうなんだ~
どうすればいいか教えてくれる?
すごいじゃん。

もちろん、怪我をする恐れがある場合は止めてあげてください。

自分で感じて、考えてやってるので、そのままにしておくのが良いです。
ここで技術指導は絶対NGです。
例えば、
こうやれば良いよ。
この後はこう。
こうすればできるじゃん!!

本人途端にヤル気を失ってしまいます。

大人になっても隣で細かく色々と言われるのは嫌ですよね。
一緒です。

口は一つで耳は二つ。
傾聴する。
大事なコーチングの一つですね。

eto

2019年2月17日日曜日

学校で教わらないこと

多くの方とパーソナルトレーニングをするなかで、
よく言われるのが、

『こういうのは、学校とかで教えてくれないですよね?』
『もう少し若い時にこういうことを指導してくれる人がいれば、
あの時、運動が嫌いにならなかったのに、、』

みなさん熱心にパーソナルトレーニングを続けられ、
運動の大切さに気づき、自分の身体の変化が楽しくなってきているからこそ出てくる言葉です。

年齢、経験関係なく、できないことが出来るようになるのは嬉しいですよね。

学校で教えてくれないこととは、
つまり、
身体のこと、運動のことですね。

例えば、
運動って何故大事なの?
呼吸は口でするの?鼻でするの?
足の骨は何故多いの?
自分の姿勢ってどうなの?

なかなか子供のうちはわからないかもしれないですが、
小学校高学年、中高生には
運動の効果やその大切さを伝える時間があっても良いかもしれません。
もっと自分の身体に目を向ける。
感覚を養うこと。

もちろん、なかなかそういう時間が学校でつくれない。という問題があるとは思います。

けれども、運動が与える影響はとても大きいのです。
朝に体育の授業を入れただけで、
子供の成績がアップしたという研究データもあります。
『脳を鍛えるには運動しかない。ジョン・J・レイティ、エリック・ヘイガーマン著』

もっと自分の体と向き合うことのできる時間が子供だけでなく大人も増えるといいですよね。


eto


2019年2月16日土曜日

えっ?もう終わり?

『えっ?もう終わり?』

子供達ホントに楽しそうです。
レッスン終わりに楽しかった〜という声がよく聞こえてきます。

今日はこういう事をしよう!
と考えてレッスンに入るのですが、そのとうりにいかないことが多々あります。

レッスン中一番に気をつけているのは、
怪我をしないことです。

ラケットを使いますので、やっぱり危ないです。
僕自身25年くらいテニスをやっていて
ラケットによる怪我を見たことはないですが、
何があるかわかりません。

子供達のテンション、言葉、目線、雰囲気を見てレッスンを進めていきます。
勿論いつも一定であるはずなく、
少しほっといたほうが良いな。とか
一言かけてみようかな。とか。

先日は暖かったせいか
なんかざわざわしていたので、テニスより運動を多めにおこないました。

レッスン終わりに
『今日は人数が多くて楽しかった。』
って言葉が出てきたことがあります。
たしかに、
二人とかマンツーマンより
人数多いときのほうが集中しているときがあるんですよね。


子供達はこうやって、
みんなでワイワイ騒いで楽しんで遊びながら身体を動かす時間がホントに大切なんだと思います。

eto

2019年2月14日木曜日

言葉の使い方2

『弟の方がセンスあるもんね』
14歳くらいの時に言われた言葉です。

とてもショックでしたが『そんなことないでしょ!!』
って当時思ってました。
弟は3つ下。
センスってなんだよ!?って。

今思うことは
『なんでそんなんこと言うんだろう?』です。
無責任にいろんな事を言う人がいます。

実際
その方が言っていた事は正しいんですけどね。
弟の方が、九州大会でも優勝したり、
戦績は比べ物にならないほど良いですw
僕は九州大会行っても1回勝てば良いほう、、

今色々と考えて、当時のコーチに聞くとやっぱり弟の方が努力してました。
『お前で優勝できなかったから、弟はもっと厳しくした』
とコーチ言っていました。

ただ、言われた僕はショックだったり、忘れはしないですよね。
些細なことですが、言わなくていいことあります。
言わないといけないこともあります。

その見極めは難しいですが、言葉もっと大事に扱おうと思います。

eto

2019年2月13日水曜日

どうやったら足が速くなりますか?


「外で遊ぶことです」

100メートルで日本人初の9秒台を出した、桐生選手の言葉です。

先日テレビでの発言なんですが、
MCの方がこんな質問をしていました。

うちの息子足が遅いんですけど、
どうやったら早くなれますか?

桐生君の答え
笑いも取れてベストな解答でしたw

そのとうりだと思います。

足が速くなる方法とか走り方とか
いろいろありますが、
方法だけ、やり方だけを教わっても
根本的な解決にはなってないですよね。

勿論、ある程度のレベルに行けば細かい技術指導は必要でしょう。

ただ、
誰かが、こういう指導をしていたから。
という理由で
やり方だけ真似ても効果は出にくいですよね。
それで良いならユーチューブを探せばたくさん出てきます。

最初の表題に戻りますが、
外で遊ぶことです。
は一緒に出ていた山縣選手も言っていました。
何より遊んでたくさん身体を使うことです。
自分の身体と向き合う時間ができます。
身体を使うことで心身共に成長していきます。
桐生選手も山縣選手も自分でそういう経験をたくさんしてきたから出た言葉なんでしょう。
説得力ありますね。
どんどん外で遊びましょう。

eto

2019年2月11日月曜日

身体は柔らかいほうがいい??

『身体は柔らかいほうがいいんですよね?』
先日こんな質問を受けました。

答えはイエスでもありますが、
ノーです。

柔軟性が高くてもそれを補うことのできる筋力がなければ、
高いパフォーマンスは出せません。
『身体が柔らかい』ということだけで
スムーズな流れるような動きが出来る。というのは、
幻想に近いと思ったほうがよいと思います。

例えば、ジョコビッチは身体柔らかそうに見えますよね?
あんなに開脚してバックハンドなんて打てないです。
あれは、筋力があるから出来ることで、
同じように、ただ開脚が出来ても、あのようにして打つことはできません。

むしろ身体が柔らかすぎることにより、
怪我を引き起こすこともあるのです。

つまり
無理に柔軟性を高めようとして、
ストレッチばかりしても、
パフォーマンスの向上は期待するほど求められないと考えていた方が良いと思います。

ジョコビッチの練習前の様子をユーチューブで見たことありますが、
彼はあの強靭な肉体があるからこそ、
あそこまで入念なストレッチをおこなうことで、筋肉と関節の可動性を広げ、
パフォーマンスに繋げているんだと思います。

ストレッチは大切です。ただ、目的に応じでおこなうことが必要ですね!!
特に子供に関してはストレッチを入念にするより
いろんな動きをたくさんした方が良いと思います。

また次回はどんなストレッチをすればいいか?についてお話したいと思います。

eto

2019年2月8日金曜日

伸びる子どもの、からだのつくり方

今日はおススメの本の紹介です。

本屋さんに行くと多くのハウツー本や健康本が並んでますね。
テレビでも毎日のように健康番組やってます。
何を読んで何を信じていいのか、、
情報が多すぎて、、
選択するという能力も求められる時代になってきましたね。
ある程度の知識もないと、その情報が本当か?どうか?もわからないことが多いです。

僕は健康や身体に関しては
信頼している人からの情報しか得ないようにしてます。
単に『やり方』を教える本や情報は意味があるように思えませんね。
























伸びる子どもの、からだのつくり方

僕のヨガの先生である山本邦子さんと
そのご主人で僕のコーチングの先生である森本貴義さんご夫婦で書かれた本です。

とてもわかりやすく、ためになる内容です!
絵が多く、文体も優しさで包まれております。

世の中たくさんの本が出ていますが、
イチロー選手や宮里愛選手、数々のスーパーアスリートのトレーナーを務め
トレーナーとして超一流で、
尊敬するお2人が書かれた本なので安心してオススメできます!
素敵なヒントがたくさん詰まってますよ!

eto

2019年2月6日水曜日

子供の姿勢

自分の姿勢が気になる方はたくさんいますよね。
トレーニングの指導をしていて、
たくさんの方が姿勢を改善したいと言われます。
姿勢が悪い!背筋を伸ばしなさい!よく言われますね。
では、よい姿勢とはどういうものなのでしょうか?

今日は子供の姿勢と集中力についてお話ししたいと思います。

集中力がない。
と言われますが、姿勢が崩れていると集中できません。
なぜなら、呼吸が浅くなるからです。

逆に
呼吸が深くなると、
体幹が安定するので、自然と姿勢も良くなります。
身体はその姿勢をキープしやすくなり、
自律神経のバランスも整うので、集中力が増します。

良い姿勢とは呼吸が深いという事も当てはまるかもしれないですね。

レッスン中、走ることを多くとりいれているのも
息を上がらせて呼吸を深くする目的もあります。

また、口が開いたままの口呼吸では、
顎が上がりますし、呼吸も浅くなるので
姿勢が悪くなりますね。
口呼吸は風邪をひきやすくなるとも言われます。

あとは、集中力に関してはその姿勢を維持できない。
つまり、基本的な姿勢維持のための筋力がない。
という問題も出てきます。

最近、子供のロコモティックシンドーロムなどの問題も出てきていますね。
子供の筋力不足、ロコモテックシンドローム
などに関してはまた後日お話ししたいと思います。

今週末、呼吸とパフォーマンスの関係性のセミナーに参加してきます。
どんな新しい発見があり、見識を深められるか楽しみです。

子供がどんな呼吸をしてますか?
鼻呼吸してますか?深さは?間は?
錦織圭君も大事なポイントでは、必ず深呼吸してましたね!

まずは、親子で深呼吸をする時間を作ってみる事
から始めてみるのも良いですよ。


eto

2019年2月4日月曜日

言葉の使い方

レッスン中に気をつけていることの一つに『言葉』があります。
どういう言い方をすれば伝わるか?理解しやすいか?

1番気をつけているのは
NOと言わないことです。

つまり、『〜しないで』というインストラクションをしないことです。
〜ないで〜する。という言い方を、シンプルに〜しましょうと言う。

例えばですが、
ボールに近づきすぎないで→ボールから少し離れて
ラケットを引きすぎないで→身体を回してみましょう。

脳にNOはないです。
脳は否定語を理解することが出来ません。

全部ポジティブな言葉がけをするように気をつけています。
とても単純なことですが、大事なことです。
そのほうがストレートに理解が得られやすいのです。
これ簡単そうに見てて意外と難しいです。
ついつい〜しないでというインストラクションや
悪い動きの方から先にお手本を見せてしまいます。

指導中に〜しないで、〜しないからできないんだ。
あまりにもNOを突きつけられると、NOしか言われてないので、
身体は言うこと聞きません。
聞いていてもあまり良い気持ちはしないですよね。

勿論、ラケットを振り回していたり、
怪我をしそうな危険な場面では〜しない。〜しちゃダメ。と強く言いますよ。

言葉の使い方ってとても大事です。
子供の時言われたこと意外と覚えてたりします。
大切に選んで使おうと思います。
もし、〜ない。とレッスン中言っていたら教えてくださいねw


eto




2019年2月2日土曜日

レッスン中並びません

上用賀のレッスンでは
打つ順番で待つ時に基本的には並ばせません。
と言っても、勝手に子供たち並ぶのですが。

並ばないで、子供達に待ってる間は遊んでてもらいます。
これもコート1面広く使っているので出来ることですね。
ボールを三つ持ってキャッチボールしたり、お手玉したり、
バウンドが不規則に弾むボールでキャッチボールしたり、
サッカーのように足でパスしあったり。

先週は子供達が『コート1周走ってきていいですか?』
と聞くので『どうぞどうぞ笑』
『はい。終わり』というまで辞めません。追っかけ子しながらとても楽しそうでした。

最近待っている間でやっている遊びは
『あっち向いてホイ』と『手押し相撲』です。
年齢関係なく勝敗が決まったりするので面白いです。

『あっち向いてホイ』は
ジャンケンの後、瞬時に判断する。
目も使いますし、首を振ることは三半規管も鍛えられるので、
バランスの向上にもなります。
目の動きの低下は、バランス、距離感の欠如にもつかながります。
目を使ったトレーニングは情報処理の能力、感情のコントロールを高めるともいわれますね。

『手押し相撲』は
押したり、引いたり、勝負の駆け引き、相手との距離感を感じてもらいます。

こういう遊びがメインになることはないですが、
雰囲気を変えたり、
その後、ボールを打つことに集中してもらうにはとっても効果的です。

子供が遊ぶ時間、空間がない。と言われます。
何をどういう意図で、どうやって取り入れるか、どう工夫するか、どう楽しんでできるかは指導者次第ですね。
もちろん指導者の自己満足にならないように気をつけながらレッスンしています。

eto